MVR-Ex データサーバーの使い方

1. データサーバーとホストコンピュータとの接続

 (1) LANケーブルの接続

PCとNCをLANケーブルで接続してください。
制御盤の扉を開け、左上方向にある  ”ETHER CD38R” ”SLOT2” へ接続してください。

(2) ホストコンピュータ(PC)側の設定

パソコンのIPアドレスとサブネットマスクの値を確認してください。

パソコンのIPアドレス・サブネットマスクを確認するための画面
→コントロールパネル→ネットワークと共有センター

 (3) NC側の設定

データ設定手順は次の通りです。

①機能キー「SYSTTEM」押下

②「NC設定」を選択

③「外部機器設定」を選択

④設定画面 1~11項目を、次のように設定

⑤設定画面 12~22項目を、次のように設定
(カーソルページキー↑↓ で画面切り替えできます)

⑥設定画面 23~33 項目を、次のように設定
(カーソルページキー↑↓ で画面切り替えできます)

2. ホストコンピュータとのプログラム入出力

(1) プログラムの入力(ホストコンピュータ→NCデータサーバー)

編集モードにします。プログラムキーを押してプログラム画面を表示させます。

左側フォルダ構造画面から、DTSVR_HOSTを選択します。
データサーバーボードに接続したホストコンピュータのFTPサーバの内容が表示されます。入力したいプログラムが格納されているフォルダを選択します。

フォーカス切換キーを押し、右側のプログラム一覧画面から入力したいプログラムにカーソルを合わせます。

メニュー選択キーを数回押して「4/5」を表示させ、「GET」を押してください。

(2) プログラムの出力(NCデータサーバー→ホストコンピュータ)

編集モードにします。プログラムキーを押してプログラム画面を表示させます。

左側フォルダ構造画面から、DATA_SVを選択します。
データサーバーボードに搭載したプログラム用メモリ内容が表示されます。
出力したいプログラムが格納されているフォルダを選択します。

フォーカス切換キーを押し、右側のプログラム一覧画面から出力したいプログラムにカーソルを合わせます。

メニュー選択キーを数回押して「5/5」を表示させ、「PUT」を押してください。

3. データサーバー上のサブプログラムを呼び出す

M198フォルダの設定を行います。

CNCメモリ領域にあるメインプログラムからデータサーバー上のサブプログラムをM198呼び出しするときは、必ずサブプログラムの格納されているフォルダをM198フォルダに設定する必要があります。

編集モードにします。
プログラムキーを押してプログラム画面を表示させます。

左側フォルダ構造画面から、DATA_SVを選択します。
データサーバーボードに搭載したプログラム用メモリ内容が表示されます。M198呼び出しをするサブプログラムが格納されているフォルダを選択します。

メニュー選択キーを数回押して、「2/5」を表示させ、「M198設定」を押してください。

画面右下のM198運転フォルダ欄に、指定したフォルダが表示されます。
M198運転フォルダの指定はNC電源を切るとクリアされます。

4. データサーバー上のプログラムを実行

メインプログラムの設定を行います。

編集モードにします。
プログラムキーを押してプログラム画面を表示させます。

左側フォルダ構造画面から、DATA_SVを選択します。
データサーバーボードに搭載したプログラム用メモリ内容が表示されます。実行したいプログラムが格納されているフォルダを選択します。

フォーカス切換キーを押し、右側のプログラム一覧画面から実行したいプログラムにカーソルを合わせます。

メニュー選択キーを数回押して、「1/5」を表示させ、「メインプログラム」を押してください。

以上