MVR-Ex 油圧シリンダのクッション調整

シリンダ動作時の衝撃を調整させたい場合、クッションバルブの開度を調整することで対応することができます。

MVRには、主にATCチェンジャ、ATTラック、APC装置、主軸ユニットに油圧シリンダを使用しています。このうち、主軸ユニットの油圧シリンダにはクッションバルブはありません。

油圧シリンダのクッション調整方法

(1) クッションはシリンダ両側にあるヘッド及びロッドのカバーについています。

(2) クッション調整したい方のクッションナットを少し弛めて、クッションバルブの開度を調節します。クッションナットが無い場合もありますので、間違ってクッションプラグを弛めないようにしてください。

(3) クッションプラグは調整不要ですが、弛んでしまった場合は締めておきます。

(4) クッションバルブを締め込むとクッションが強く効くようになります。逆に弛めたいときはクッションバルブも弛めるようにします。

(5) シリンダの動作確認をするときは、安全な状態で行ってください。

(6) 調整後はクッションナットを締めてクッションバルブが弛まないようにします。

(7) MVR-ExのATCチェンジャアーム用シリンダとクッションナットの例

完了です。